福井市子ども会写生大会
写生大会では、夏休み前に各地区に画用紙を配布し、夏休み明けの8月中に地区ごとに作品を回収してもらい、小学校美術部会教師に審査を依頼し、10月に表彰式を行います。
子ども達に福井の自然や身近な環境に目を向けてもらうことを目的としています。
福井市子ども会育成連合会は、画用紙の配布、審査補助、表彰式の企画運営を行っています。
第48回 福井市子ども会写生大会
表彰式
令和5年10月1日
福井市写生大会表彰式を開催
第48回 福井市子ども会写生大会表彰式が、アオッサ6階 601で開催されました。1部は 幼児~小学1年・2年の部、2部は 小学3年~6年の部に分けて行われました。福井市長賞・教育委員会賞・市子連 金賞 銀賞・日刊福井賞 金賞 銀賞・中日新聞賞 金賞 銀賞を受賞された子どもたちが、誇らしげに賞状を受け取っていました。
受賞された皆さんおめでとうございます。












第48回福井市子ども会写生大会作品の審査講評
小学校教育研究会図工部会員
福井市岡保小学校 森 晃祐先生
どの作品からも夏休みを楽しんでいる様子が伝わってきました。花火や旅行の思い出、夏の草花や昆虫、乗り物、町の風景など、テーマは様々ですが、一人ひとりが感じたことを大切に描いています。
入賞された皆さんの作品の色使いや様々な線から、表したいイメージが強く伝わってきました。
特に市長賞の作品において、幼児の部の作品は森での楽しい時間を描写していて、ピンク色からそのときの気持ちを感じることができます。1年生の作品は淡いピンクと青の空からはかなさ、2年生の作品は夏の川での魚釣りの楽しさ、3年生の作品は路面電車を丁寧に描きまるで今にも動き出しそうな雰囲気などをそれぞれ感じることができます。
高学年は、描くものや構図の工夫から絵に奥行きを感じることができ、奥行きや重なりを生かした表現が見事でした。4年生の作品は、新しい福井駅とバスを通じて、新たな福井の街の姿を表現しているようです。5年生の作品は、身の回りの駅の風景を描き、何気ない日常を感じます。6年生の作品は、緊張感のある電車やホームから未来に向け、前向きに進む気持ちを感じ取ることができます。
審査をしながら、皆さんの様々な線や色の組み合わせに、つい見入ってしまいました。今後も、身近な風景を描くことを通して、つくり表すことを楽しんでほしいと願っています。