福井市・熊本市姉妹都市交流事業

福井市と熊本市とは、福井藩の藩政改革に取り組んだ横井小楠や細川家から松平家へ嫁いだ勇姫等の歴史的な縁もあり、平成6年に姉妹都市となっています。
その直後から始まった事業が小学生の相互交流。
8月には指導者の皆さんと共に、たくさんの団員たちが真夏の熊本を訪れました。
4日間の滞在期間中は、熊本城や阿蘇、横井小楠記念館等を訪れ、明日から始まる火の国まつりへの参加やホームステイ等も体験してもらうことになります。
1月には熊本市の団員さんが福井を訪れスキーの体験や朝倉氏遺跡などをめぐり福井での滞在を楽しみ、ホームステイを体験します。
この事業により両市の交流が末永く続くことを願っています。
平成29年度熊本市交流事業(派遣)の様子
平成27年度熊本市交流事業(受け入れ)の様子
本年度の交流事業参加者募集


平成29年度

1日目
8時3分サンダーバード8号で新大阪へ。みずほ615号に乗り継ぎ、13時30分熊本着。



熊本教育委員会様と熊本市子ども会育成協議会様の歓迎をいただき、水前寺成趣園見学。...
古今傳受の間で冷たいお抹茶をいただきながら、大名気分で水前寺成趣味園(すいぜんじじょうじゅえん)お庭を鑑賞いたしました(*^^*)
その後、熊本市役所へ、市長表敬。
大西市長のお話しをお聞きしながら、昨年の熊本地震がどれほど脅威だったか、あらためてしりました。
金峰山(きんぼうざん)少年自然の家で、熊本市の子どもたちと顔あわせをしました。なんと私たちの2年ぶりの訪問に、くまモンも駆けつけてくれました(๑>◡<๑)






2日目
熊本の夏はアツイ‼️
訪問前日の8月2日は38度の気温だったそうで、さすが火の国熊本。
金峰山は665mのなんと休火山❗️
その中腹にある少年自然の家。早朝に広場に集まり、朝のつどいです。
国旗掲揚をしラジオ体操をしながら、熊本の爽やかな朝を楽しむことが出来ました。
2日目の驚きと感動は、修復工事が着々とされている熊本城の見学でした。
被害の大きさに目を奪われながらも、飯田丸五階櫓の1本の石組みだけで支えられていたところを補強用の鉄骨を配置し応急処置にホッと一安心。
400年以上も前に加藤清正の築いた宇土櫓は地震にも崩れずしっかりと建っています。
また戊亥櫓は、被災して1年以上だった今でも8個の算木積みの石組みに支えられてけなげに立っています。
飯田丸五階櫓と同じ一本足で支える様子に子どもたちも驚きと感動の表情でした。






そして、近くの秋津公民館で、体験学習「いきなり団子」作りに挑戦しました(๑>◡<๑)
アツアツのいきなり団子はとっても美味でしたー


そして夕方にホームスティへ行きます。次の日の夕方まで丸1日のホームスティ。
みんなドキドキワクワクです。
3日目
どの子も思い出たっぷりとてもいい表情です。
3日目は火の国まつりの総踊りにエントリーします。
今年は火の国まつり40回記念大賞、なんと副賞は賞金40万円 (๑ >◡ <๑ )
みんなハッスル、円陣を組んで団結して頑張りました〜
曲は「テーマおてもやん」と「サンバおてもやん」
テーマおてもやんは、福井市フェニックスまつりの民踊大会の踊りと全く同じでしたー
もちろん、みんなお互いにお化粧してあげて、おてもやんになりきりましたー


4日目
台風に追っかけられながらも、幸いなことにお天気にも恵まれ予定通りの到着でした。
猛暑の中での活動で少し疲れた顔をしていましたが、子どもたちは大使としての責任を無事果たした達成感でひとつ大人になった様に見えました。
一緒に交流をしたお友だちに、交流事業に携わってくださった皆さんに、そしてお父さんお母さんに感謝の気持ちを忘れずに、明日からも頑張ってほしいと思います。
ご家族や学校のお友だちにいっぱいお話してくださいね。お疲れ様でした。



平成29年度

今年も指導者の皆さんと共に、たくさんの熊本の団員たちが福井を訪れました。
滞在期間中は、恐竜博物館やスキーの体験、ホームステイ等も体験してもらいました。
この事業により両市の交流が末永く続くことを願っています。
平成29年度熊本市派遣の様子はこちら
平成29年度 第23回 福井市・熊本市姉妹都市青少年交流事業が1月4日(木)〜7日(日)に、開催されました。
1日目
福井市役所にて、歓迎式。
その後は、福井県立こども歴史文化館に行きました。横井小楠と松平春嶽のつながりなど福井の偉人もたくさん知り楽しみました。
夕食は福井名物「ソースかつ丼」。
宿泊先は、「福井市少年自然の家」。
少年自然の家での歓迎のつどいには、朝倉ゆめまるちゃんも来てくださり、大いに盛り上がりました。


2日目
今年は雪量もたっぷりで、熊本団待望のスキー体験が思う存分満喫出来ました。
熊本団の子どもたちは、ほとんどがスキー初体験。
福井団の子どもたちとペアになり体験開始。一班ごとにひとりずつインストラクターの方についていただき、基本から体験していきます。
止まることができるようになり、自信がついたら、リフトに乗り、上から滑りました。ペア同士で励ましあったり、応援したり、なんとも言えず微笑ましい光景でした。
その後は恐竜博物館に行き、恐竜の動きにびっくり、楽しんでいました。
そして、ペアの福井団員の家庭へホームステイです。





3日目
ホームステイを終え、少年自然の家に戻り、夕食。ホームステイでは和紙の里で紙すき体験をしたり、めがねミュージアムでペアのお土産買ったり、蕎麦打ち体験や東尋坊見学、冬の日本海など、ホストファミリーと福井を楽しんでもらえたようです。
夕食後は、一人ひとり文章にして発表し、交流事業のまとめをしました。
4日目
お別れ会では、福井団から熊本団へ記念品の贈呈をして、別れに涙…(๑>◡<๑)
福井駅へと向かいました。
ホストファミリーとなった福井団のご家族の方々もホームまでお見送りに来てくださり、みんなで涙涙の別れでした。
「また会おうね」「元気でね〜」サンダーバードが見えなくなるまで、ずっと手を振ってました。


交流事業を通し、一人ひとりの成長が頼もしい限り。人と人とのつながり、郷土の再発見、家族の絆…目には見えませんが、多くの力を得て、堂々とした子どもたちの表情が生き生きとしています。
夏の派遣そして今回の受け入れ、がんばった子どもたちが愛おしく、また背中を押して参加させていただいたホストファミリーのご家族の皆様に本当に感謝申し上げます。